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難聴

難聴 難聴とは、聞こえ「にくい」状態を指します。
その聞こえにくさは、「少々きこえにくい」から、「全く聞こえない」まで、程度は様々です。耳鼻咽喉科は生まれたての乳児から高齢者までいろいろ幅広い年齢層の方を診察いたします。「聞こえにくい」ことは、乳児から小児の間は言語の発達にかかわり社会への参加を妨げる原因になりますし、壮年の方はコミュニケーションがうまく取れないため職場内で不利な立場になることもあります。また高齢者になると本人はそれほど感じない方もいますが、社会的孤立から不安や認知症の発症のリスクが高まります。
高齢者の中にはしばしば、「難聴といわれたけど聞こえますよ」と言う方がありますが「難聴」という言葉を、『全く聞こえない、「病気」』として誤認されていることが少なくないようです。
現在聴力が障害されている(=難聴)か、それが治療すれば治るものか、今後進行するのか、ということが重要なのです。
病気の種類としては「伝音性難聴」、「感音性難聴」、混合性難聴」などと表現されるものがあります。

伝音性難聴

鼓膜が破れていたり、中耳炎などが原因で治療をすれば治るかもしれない難聴です。なかなか治らない場合でも補聴器は非常に有効です。

感音性難聴

「内耳性難聴」と「後迷路性難聴」に分かれます。「内耳性難聴」は鼓膜のさらに奥にある蝸牛の内耳有毛細胞の障害が原因で突発性難聴など早い時期に治療をすれば治るものもあります。補聴器も比較的有効です。「後迷路性難聴」は内耳よりさらに奥の中枢が原因で治すのは困難です。音の大きさだけではなく言語の解釈もからんできますので、補聴器で音の聞き取りをよくするだけではうまくいかないことが多いです。

混合性難聴

上記の「伝音性難聴」と「感音性難聴」が混じり合ったものです。

難聴の原因

原因は今述べたように部位によって様々な要因が考えられ、耳鼻咽喉科に受診していただきどの部位が悪いことによる難聴なのか診断することが必要です。

治療

治療

突発性の難聴に関しては、軽いケースであれば、発症から数日の場合はビタミン剤、循環改善剤を投与して様子をみます。それでも改善しない、もしくは症状が悪化している場合は内服ステロイド薬やビタミン剤や循環回復治療を行ない、状況に応じて点滴を併用する場合もあります。いずれにしても、突発性難聴は早めの治療が重要です。
また、他の難聴に関しては、原因を特定した上でそれに応じた治療を行います。(例えば難聴の原因が滲出性中耳炎の場合には滲出性中耳炎の治療を、といった具合です。)

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