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副鼻腔炎(ちくのう症)

いわゆる「ちくのう症」とは、「蓄膿症」と書き、副鼻腔という鼻の周辺にある空洞に膿がたまっている状態を指します。 正式には、副鼻腔炎といい、ほとんどが慢性ですが、風邪のときに鼻の奥や、頬のところが重くなったりするものは急性副鼻腔炎といいます。
もともと慢性副鼻腔炎のある人がこういう状態になったりすることを慢性副鼻腔炎の急性増悪といいます。

原因

副鼻腔と呼ばれる鼻の穴の周囲にある空洞にウミが溜まり、炎症をおこす病気です。症状として頭痛や鼻詰まり、黄色や緑の鼻汁、臭いがわからないなどの症状が表れます。
以前のちくのうは戦後すぐの頃までは(昔の青っぱなのハナタレ小僧と言われて居た頃です。)細菌の感染がほとんどでしたが、高度経済成長に伴って食生活の質が向上し、全体として症状は軽く、あるいはちくのう症の和自体も少なくなってきています。 ただし、細菌ではアレルギーとの関わりのあるちくのう症が増えてきていますので、同時にアレルギー治療の必要があるケースがあります。

治療

昔はちくのう症は通院のみでは完治が難しい場合も多く、手術も頻繁に行われていましたが、現在ではマクロライド系と呼ばれる抗生物質を少しずつ長期に投与する治療法が考案され、飲み薬と来院での治療で治療できるケースが増えてきました。

通院して頂いてお鼻の吸引やネブライザー治療で状態を改善しながら、お薬を数ヶ月服用していただき、治癒を目指します。

なかにはポリープが出来たり、粘膜が変性を起こして通り道を塞いでしまう重症ケースの場合は手術が必要になります。

手術自体も進歩しており、以前は上顎の歯ぐきを切り開いて、という大掛かりな手術だったのが、現在は内視鏡(ファイバースコープ)を用いた、患者さんの負担の少ないものになっています。(手術の場合は病院にご紹介致します。)

 

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