ごあいさつ

ごあいさつ
兵庫県神戸市西区、西神南駅から歩いて3分ほどのこの場所で、執行耳鼻咽喉科クリニックを開院してから30年の月日が経ちました。私は地域に根ざした耳鼻咽喉科専門医として、お子さんからご高齢の方まで、地域の皆さんと真摯に向き合うことを何よりも大切にしてまいりました。
耳鼻咽喉科が担当する「みみ、はな、のど」という領域は、人が生きていく上で欠かせない五感に深く関わっています。日々の診療において私たちが目指しているのは、単に病気を治すことだけではありません。患者さん一人一人が、自分らしく、あたりまえの日常を最後まで健やかに過ごせるようサポートすることこそが使命だと考えています。
対話を大切にした「見える医療」と安心感の提供
私が診察室で最も大切にしているのは、患者さんとの丁寧な対話です。私自身の性分として、物事を事務的に進めるよりも、まずはじっくりとお話を聞くことを優先してしまいます。どのような痛みがあるのか、何に困っているのか、その背景にある不安を一つずつ解きほぐしていくことが、治療の第一歩になるからです。
病状の説明も「お薬を出しておきます」といった一言で終わらせることはいたしません。なぜ今の症状が起きているのか、どのような治療の選択肢があるのかを、専門用語を避け、わかりやすい言葉でお伝えするように努めています。患者さんご自身が現状を正しく理解し、納得して治療に進むことが、安心感につながると信じています。

当院では「見せる医療」を実践しています。普段は自分では見ることができない「はな」の中や「のど」の奥をモニターに映し出し、画像を使って精密な解説を行っています。視覚的にご自身の状態を確認していただくことで、治療に対する前向きな気持ちを共有したいと考えています。詳しい方針については「当院の特徴」のページもご覧ください。
「聞こえ」と「食べる力」を維持し人生の喜びを守る
高齢化社会を迎える中で、耳鼻咽喉科の役割はますます大きくなっています。特に、周囲との会話を楽しむための「聞こえ」を維持することと、美味しく食事を味わうための「食べる力(嚥下機能)」を保つことは、生活の質を左右する非常に重要な要素です。私たちはこれらの機能を守るエイジングケアの視点を診療に取り入れています。
加齢に伴う聞こえの悩みに対して、当院では専門的なサポートを行っています。私は日本耳鼻咽喉科学会が認定する補聴器相談医として、患者さんの生活環境に適した補聴器の選定や、きめ細かな調整をお手伝いしています。難聴を放置せず早期に対応することは、認知機能の維持にもつながると考えられています。詳細は「補聴器外来」のページをご参照ください。
また、食べ物を安全に飲み込む力の維持にも注力しています。最後まで自分の口から食べる喜びを感じていただくために、専門医としての視点から飲み込みのケアや生活指導を行っています。「香りを維持すること」「澄んだ声で話をすること」といった、あたりまえの幸せを一つでも多く守るお手伝いを、神戸市西区のこの地で続けてまいります。
通いやすさと他科連携によるスムーズな回復を目指して
仕事や家事、介護などで忙しい毎日を送る方にとって、通院時間を確保することは容易なことではありません。そこで当院では「なるべく通わせない診療」を理想の一つに掲げています。一度のご来院で可能な限りの処置を行い、患者さんのライフスタイルに合わせた無理のない治療計画を立てるよう心がけています。

無理に連日の通院を強いるのではなく、患者さんが継続しやすい形で健康を維持できるよう工夫しています。また、当院では耳鼻咽喉科の領域を超えた全身の健康管理についても、他科の先生方と緊密に連携を図っています。例えば、長引く咳や激しいめまいなど、内科や脳神経外科での精密な検査が必要だと判断した場合には、速やかに適切な医療機関をご紹介いたします。
ご自身の症状がどの診療科にかかるべきか迷う場合も、まずは気軽にご相談ください。無駄に治療を長引かせることなく、患者さんにとってスムーズな回復ルートを提案することが、地域医療の最前線に立つ私たちの責任です。「めまい」や「耳鳴」といった専門的な悩みについても、30年の経験を生かして対応いたします。
一人の人間として、生活背景に寄り添い続ける
私たちは、患者さんを単なる「病名」で診るのではなく、一人の「人間」として診ることを何よりも大切にしています。どのような生活を送り、何に困り、どのような未来を望まれているのか。その背景を理解して初めて、本当の意味で寄り添った医療が提供できると考えています。この姿勢は開院以来、変わることのない私たちの誇りです。

確かな技術と温かい対話を通じて、皆さんが「ここに来て良かった」と笑顔で帰っていただけるクリニックであり続けることをお約束いたします。西神南駅周辺にお住まいの方はもちろん、少し離れた地域からお越しの方も、スタッフ一同温かくお迎えいたします。些細な不調でも、我慢せずに私たち執行耳鼻咽喉科クリニックを頼ってください。
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院長略歴
| 1982年(昭和57年) | 関西医科大学 卒業 |
|---|---|
| - | 医学博士 号 取得 |
学会・専門資格等
- 耳鼻咽喉科専門医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 補聴器相談医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定 騒音性難聴担当医
- 日本耳鼻咽喉科学会 会員
1.ていねいな診察
「ていねいな診察」と一言でいいましてもなかなか難しく、どこの医院のホームページを見ても「ていねいな診療」という言葉があふれています。実際に医院を受診してみたら医師以外のスタッフが流れ作業で案内し、医師自身の診察は一瞬で終わってしまうということは皆様方も経験あると思います。元来、私自身がテキパキできない性質なのです。患者さんに対して「はい、あなたの病気は○○です。薬を出しときますから飲んでください。」だけであれば確かに診察は早くなり、患者さんを長時間お待たせすることも無いかも知れません。しかし患者さんが不安を抱えてこられている以上、可能な限り症状をお聞きし、医師本人がしっかりと説明を行なった上で、安心して帰って頂くことが我々医師の使命であると思っています。
病気にとって一番怖いものは「無知」です。患者さんお一人お一人が少しでもその病気に対して知識を得て、回復に向かって頂けるよう、できる限りのお手伝いをしたいと考えています。
「病気に困っている人を癒すことができるクリニック」が私の理想の医院像です。
2.見せる医療、わかりやすい説明
耳鼻咽喉科の対象領域はその名の通り、みみ・はな・のどです。気軽に鏡で覗くわけにはゆきません。普段は目には見えないところをなるべく画像化して患者さんに直接見てもらうようにしています。ご自身の体がどのようになっているかを見ていただくことが、早期回復へのモチベーションにもつながります。
また、イラストやお渡しできる資料などを充実させて、わかりやすく説明し、理解して頂く取組みも現在進めています。
3.患者さんの融通がきくクリニック

患者さんの融通がきくクリニック現状では長時間お待たせすることも多く、達成できているとは言えませんが、これも当クリニックが心がけている項目です。現代社会は仕事や子育てや介護など、何かと忙しい人が多いかと思います。そのような方に医学上正しいからといって「毎日通ってください」といっても実際は難しいケースもあるでしょう。
当クリニックでは、なるべく患者さんの融通の効くように配慮をしています。医学的な見地と患者さんのライフスタイルを勘案して治療計画を立ててゆきます。
4.積極的な他科との連携
人間の医療は耳鼻咽喉科をはじめ内科や外科、眼科など多くの科目に分かれている通り、それぞれの領域のスペシャリストが病気を細かく細分化して診療にあたっています。
当クリニックにお越しになる患者さんの中にも、耳鼻咽喉科領域では扱えない、あるいは他科で診療を受けたほうが早く回復するケースもあります。そのような場合には、無駄に当院で治療を続けることはせず、他科の協力を積極的に活用しています。それが結果として患者さんの健康と医療費の抑制につながると考えています。
5.なるべく通わせない診療

なるべく通わせない診療上にも書きましたが、最近の患者さんのニーズは「なるべく通わなくて治る」というところになってきているので、「一度お越しいただいたら患者さんのお悩みが一挙解決になること」を究極の目標としています。医学の発展によって耳鼻咽喉科は昔に比べて必ずしも頻繁に通院する必要は無くなってきています。
お忙しい方でも安心して通える体制の構築や知識の習得に努めています。

